予定していた訪問をキャンセルしなければならなくなったとき、「どのようにお詫びすれば失礼にならないのか」「メールだけで連絡しても大丈夫なのか」と悩むことがありますよね。
特に取引先や面接先、営業先など相手が予定を空けてくれていた場合は、伝え方を間違えると印象を悪くしてしまう可能性があります。
結論からいうと、訪問をキャンセルする場合は、キャンセルが決まった時点でできるだけ早く連絡し、謝罪・理由・再調整の意思を簡潔に伝えることが大切です。
前日までであればメール連絡でも問題ないケースが多いですが、当日や直前のキャンセルであれば、メールだけでなく電話もあわせて行うと丁寧です。
この記事では、訪問キャンセルのお詫びメールの例文、件名の書き方、体調不良や交通機関トラブルなど理由別の表現、メールだけでよいケースと電話をした方がよいケースまでわかりやすく解説します。
訪問をキャンセルするときの連絡は何を伝えればいい?

訪問キャンセルの連絡では、長い説明よりも「早く・簡潔に・丁寧に」伝えることが大切です。
相手は訪問に合わせて時間を空けたり、資料や会議室を準備したりしている可能性があります。そのため、こちらの事情を詳しく説明するよりも、まずは相手の予定を変更させてしまうことへのお詫びを伝えましょう。
キャンセルが決まったらすぐに連絡する
訪問できないことがわかったら、できるだけ早く連絡します。
「もう少し様子を見てから連絡しよう」と考えているうちに時間が過ぎてしまうと、相手の予定調整が難しくなります。体調不良や交通機関の乱れなど、直前まで判断しにくい事情であっても、訪問が難しい可能性が高いと感じた段階で早めに相談するのが無難です。
特に当日のキャンセルは、相手がすでに準備を進めている可能性があります。メールだけで済ませず、電話で直接伝えることも検討しましょう。
理由は詳しく書きすぎなくてよい
訪問キャンセルの理由は、必要以上に細かく書く必要はありません。
たとえば体調不良の場合、「発熱があり」「急な体調不良により」など、相手が事情を理解できる程度で十分です。症状を細かく説明しすぎると、かえって言い訳のように見えてしまうこともあります。
業務都合や家庭の事情の場合も、「急な事情により」「やむを得ない事情により」といった表現を使えば、必要以上にプライベートな事情を説明せずに済みます。
謝罪と再調整の意思をセットで伝える
訪問キャンセルのメールでは、謝罪だけで終わらせず、可能であれば再調整の意思も伝えましょう。
たとえば、「改めて日程を調整させていただけますと幸いです」「ご都合のよい日程をお知らせいただけますでしょうか」といった一文を入れると、今後も予定を進めたい気持ちが伝わります。
相手に再調整の手間をかけることになるため、自分から候補日を提示するか、相手の都合を優先する姿勢を見せると丁寧です。
訪問キャンセルのお詫びメール例文【すぐ使える】
ここでは、訪問をキャンセルするときにそのまま使いやすいメール例文を紹介します。
実際に送るときは、相手との関係性や訪問目的に合わせて、少し表現を調整してください。
前日までに訪問を取りやめる場合の例文
前日までに訪問をキャンセルする場合は、メールでも連絡しやすいタイミングです。ただし、相手が準備をしてくれている可能性があるため、丁寧にお詫びを伝えましょう。
件名:〇月〇日の訪問予定についてのお詫びとご相談
〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
〇月〇日〇時にお約束しておりました訪問の件でご連絡いたしました。
大変申し訳ございませんが、急な事情により、予定しておりました日時での訪問が難しくなってしまいました。
お忙しい中お時間を確保していただいていたにもかかわらず、こちらの都合でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
差し支えなければ、改めて日程を調整させていただけますと幸いです。
ご都合のよい日時をいくつかお知らせいただけますでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
前日までの連絡では、理由を詳しく書きすぎる必要はありません。「急な事情により」「やむを得ない事情により」といった表現で、簡潔にまとめると自然です。
当日に急きょ訪問できなくなった場合の例文
当日のキャンセルは、相手に大きな迷惑をかける可能性があります。メールを送るだけでなく、できるだけ電話でも連絡しましょう。
件名:【本日〇時の訪問について】急なご連絡となり申し訳ございません
〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
本日〇時にお約束しておりました訪問について、急なご連絡となり大変申し訳ございません。
誠に恐縮ですが、急な事情により本日の訪問が難しい状況となってしまいました。
お忙しい中お時間をいただいていたにもかかわらず、このようなご連絡となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
先ほどお電話もいたしましたが、念のためメールでもご連絡差し上げました。
改めてお詫びのうえ、別日で日程を調整させていただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
当日キャンセルの場合は、「急なご連絡となり申し訳ございません」「本日のお約束について」といった表現を件名に入れると、相手がすぐに内容を把握できます。
体調不良で訪問をキャンセルする場合の例文

体調不良の場合は、無理に訪問するよりも早めに連絡した方が相手にとっても安心です。詳しい症状までは書かず、訪問が難しいことを丁寧に伝えましょう。
件名:本日の訪問延期のお願い
〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
本日〇時にお約束しておりました訪問についてご連絡いたしました。
大変申し訳ございませんが、今朝より体調不良のため、本日の訪問を控えさせていただきたく存じます。
お忙しい中お時間をいただいていたにもかかわらず、直前のご連絡となり誠に申し訳ございません。
体調が回復次第、改めて日程をご相談させていただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけし恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
感染症の可能性がある場合や発熱している場合は、無理に訪問しない判断も大切です。相手に配慮した結果としてキャンセルする形で伝えると、失礼な印象になりにくいです。
電車遅延や交通トラブルで訪問できない場合の例文
交通機関の遅延や運休で訪問が難しい場合は、現在の状況と今後の対応を簡潔に伝えます。到着が大幅に遅れるのか、訪問自体が難しいのかを明確にしましょう。
件名:本日の訪問についてのご相談
〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
本日〇時にお約束しておりました訪問についてご連絡いたしました。
現在、利用予定の交通機関に大幅な遅延が発生しており、予定時刻での訪問が難しい状況です。
お忙しいところお時間をいただいている中、このようなご連絡となり誠に申し訳ございません。
到着が大幅に遅れる見込みのため、本日の訪問を別日に変更させていただくことは可能でしょうか。
ご迷惑をおかけし恐縮ですが、ご都合をお聞かせいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
まだ訪問できる可能性がある場合は、「到着予定時刻を改めてご連絡いたします」と伝える方法もあります。キャンセルするか遅れて向かうかは、相手の都合を確認して判断しましょう。
日程変更をお願いしたい場合の例文
キャンセルというより、訪問日を変更してもらいたい場合は、最初から「日程変更のお願い」として伝えると角が立ちにくくなります。
件名:訪問日程変更のお願い
〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
〇月〇日〇時にお約束しておりました訪問についてご相談があり、ご連絡いたしました。
大変恐縮ですが、やむを得ない事情により、予定していた日時での訪問が難しくなってしまいました。
お時間を調整いただいていたにもかかわらず、こちらの都合で変更をお願いすることとなり、誠に申し訳ございません。
可能であれば、以下の日程のいずれかで再調整いただくことはできますでしょうか。
・〇月〇日(〇)〇時〜〇時
・〇月〇日(〇)〇時〜〇時
・〇月〇日(〇)〇時〜〇時
上記以外でも、〇〇様のご都合に合わせて調整いたします。
お手数をおかけし恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
自分から候補日を出すと、相手の手間を減らせます。ただし、候補日を一方的に押しつけるのではなく、「上記以外でも調整します」と添えると丁寧です。
相手別に使える訪問キャンセルメールの文例
訪問キャンセルのメールは、相手との関係によって少し表現を変えると自然です。
取引先、営業先、面接先、個人宅、社内では、求められる丁寧さや伝え方が異なります。
取引先への訪問をキャンセルする場合
取引先への訪問キャンセルでは、相手の業務時間をいただいていたことへの配慮をしっかり入れましょう。
件名:訪問日程変更のお願いとお詫び
〇〇株式会社
〇〇様
いつも大変お世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
〇月〇日に予定しておりました貴社への訪問について、急なご相談となり申し訳ございません。
大変恐縮ではございますが、社内都合により、予定していた日時での訪問が難しくなってしまいました。
お忙しい中お時間を確保していただいていたにもかかわらず、こちらの都合で変更をお願いすることとなり、誠に申し訳ございません。
改めて日程を調整させていただけますと幸いです。
ご都合のよい候補日をお知らせいただけますでしょうか。
何卒よろしくお願い申し上げます。
営業訪問をキャンセルする場合
営業訪問をこちらからお願いしていた場合は、相手に時間を作ってもらった立場であることを意識して、より丁寧にお詫びします。
件名:訪問予定変更のお詫び
〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
〇月〇日〇時にお時間をいただいておりました訪問の件でご連絡いたしました。
誠に申し訳ございませんが、急な事情により、予定しておりました日時での訪問が難しくなってしまいました。
貴重なお時間をいただいていたにもかかわらず、こちらの都合でご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
差し支えなければ、改めてご説明のお時間をいただけますと幸いです。
ご都合のよい日時に合わせて調整いたしますので、お手数ですがご確認のほどよろしくお願いいたします。
面接や面談の訪問をキャンセルする場合
面接や面談をキャンセルする場合は、相手の採用スケジュールに影響する可能性があります。辞退ではなく日程変更を希望する場合は、その意思をはっきり伝えましょう。
件名:面接日程変更のお願い
〇〇株式会社
採用ご担当者様
お世話になっております。
〇月〇日〇時より面接のお時間をいただいております〇〇です。
大変申し訳ございませんが、急な事情により、予定しておりました日時に貴社へ伺うことが難しくなってしまいました。
貴重なお時間を調整いただいていたにもかかわらず、こちらの都合でご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
可能であれば、別日程にて面接の機会をいただけますと幸いです。
以下の日程でしたら調整可能です。
・〇月〇日(〇)〇時以降
・〇月〇日(〇)終日
・〇月〇日(〇)〇時〜〇時
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
面接を完全に辞退する場合は、「日程変更」ではなく「辞退」のメールとして送る必要があります。キャンセルなのか、再調整なのかを曖昧にしないようにしましょう。
個人宅への訪問をキャンセルする場合
個人宅への訪問では、相手が掃除や準備をして待ってくれている可能性があります。業務的すぎる表現よりも、丁寧でやわらかい言い方が向いています。
件名:本日の訪問についてのお詫び
〇〇様
お世話になっております。
〇〇です。
本日お伺いする予定でした件について、ご連絡いたしました。
大変申し訳ございませんが、急な事情により、本日お伺いすることが難しくなってしまいました。
お忙しい中ご予定を空けていただいていたにもかかわらず、直前のご連絡となり申し訳ございません。
改めてご都合のよい日時をお伺いし、日程を調整させていただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけし恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
社内の打ち合わせ訪問をキャンセルする場合
社内の人への連絡でも、相手が時間を空けてくれていることに変わりはありません。関係性によって少し簡潔にしてもよいですが、お詫びと再調整の一文は入れましょう。
件名:本日の打ち合わせ日程について
〇〇さん
お疲れさまです。
〇〇です。
本日〇時に予定していた打ち合わせですが、急な対応が入ってしまい、予定どおり伺うことが難しくなりました。
お時間を空けていただいていたところ申し訳ありません。
可能であれば、別日で再調整させてください。
こちらは〇日午後、〇日午前、〇日終日であれば調整可能です。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
訪問キャンセルメールの件名はどう書く?
訪問キャンセルのお詫びメールでは、件名も重要です。
相手がメールを見たときに、何の連絡なのかすぐにわかる件名にしましょう。特に当日キャンセルの場合は、件名だけで緊急性が伝わるようにすることが大切です。
前日までに送る場合の件名例
前日までに訪問キャンセルや日程変更を伝える場合は、落ち着いた件名で問題ありません。
- 〇月〇日の訪問日程について
- 訪問予定変更のお願い
- 訪問日程再調整のお願い
- 〇月〇日のお打ち合わせについて
- 訪問予定に関するご相談
「キャンセル」という言葉が気になる場合は、「日程変更」「再調整」「ご相談」といった表現にするとやわらかくなります。
当日や直前に送る場合の件名例
当日キャンセルの場合は、相手に早く気づいてもらう必要があります。件名に「本日」「〇時」「訪問」などを入れて、緊急度が伝わるようにしましょう。
- 【本日〇時の訪問について】急なご連絡となり申し訳ございません
- 本日の訪問についてのお詫び
- 本日のお打ち合わせ日程について
- 【至急】本日の訪問予定について
- 本日〇時のお約束についてのご連絡
ただし、「至急」を使いすぎると強い印象になるため、本当に急ぎの場合だけにしましょう。
日程変更をお願いする場合の件名例
訪問自体を取りやめるのではなく、別日に変更したい場合は、「日程変更」や「再調整」という言葉を使うと目的が伝わりやすくなります。
- 訪問日程変更のお願い
- 訪問日時再調整のご相談
- 〇月〇日の訪問日程変更について
- お打ち合わせ日程変更のお願い
- 再訪問日程のご相談
避けた方がよい件名の例
件名が曖昧すぎると、相手が重要な連絡だと気づけないことがあります。
- すみません
- ご連絡
- お願い
- 今日の件
- キャンセルします
特に「キャンセルします」だけでは一方的な印象になります。件名でも「お詫び」「お願い」「ご相談」などを入れると丁寧です。
理由別に使える訪問キャンセルの丁寧な伝え方
訪問をキャンセルする理由は人によってさまざまです。
ここでは、体調不良、家族の急用、交通機関の遅延、天候不良、業務都合など、よくある理由別に使いやすい表現を紹介します。
体調不良でキャンセルするときの表現
体調不良の場合は、無理に詳細を書く必要はありません。相手に不安を与えないよう、簡潔に伝えましょう。
- 急な体調不良により、本日の訪問が難しい状況です。
- 今朝より体調がすぐれず、誠に恐縮ですが本日の訪問を控えさせていただきたく存じます。
- 発熱があり、念のため本日の訪問を延期させていただけますでしょうか。
- 体調不良のため、予定しておりました日時での訪問が難しくなってしまいました。
相手にうつす可能性がある体調不良の場合は、「念のため訪問を控える」という表現にすると、相手への配慮も伝わります。
家族の急用でキャンセルするときの表現
家族の事情はプライベートな内容なので、詳しく書かなくても問題ありません。
- 家庭の事情により、予定しておりました訪問が難しくなってしまいました。
- 家族の急な対応が必要となり、本日の訪問を延期させていただきたく存じます。
- 急な私用により、予定どおり伺うことが難しい状況です。
- やむを得ない家庭の事情により、日程変更をお願いできますでしょうか。
詳しい内容を説明しなくても、「家庭の事情」「家族の急用」「やむを得ない事情」といった表現で十分伝わります。
交通機関の遅延でキャンセルするときの表現
交通機関の遅延では、現時点で訪問できるのか、難しいのかをはっきり伝えることが大切です。
- 利用予定の交通機関に大幅な遅延が発生しており、予定時刻での訪問が難しい状況です。
- 電車の運転見合わせにより、到着時刻が大幅に遅れる見込みです。
- 交通機関の乱れにより、本日の訪問を別日に変更させていただくことは可能でしょうか。
- 現在の状況では予定時刻に伺うことが難しいため、ご相談のご連絡を差し上げました。
単に「遅れます」と伝えるだけでなく、「到着してもよいか」「別日にした方がよいか」を相手に確認すると丁寧です。
天候不良で訪問できないときの表現
大雨、台風、大雪などで訪問が難しい場合は、安全面の理由として伝えると自然です。
- 悪天候の影響により、安全に訪問することが難しい状況です。
- 台風の影響で交通機関に乱れが出ており、本日の訪問を延期させていただきたく存じます。
- 大雪の影響で移動が困難なため、訪問日程の変更をご相談させていただけますでしょうか。
- 天候の状況を踏まえ、本日の訪問を控えさせていただきたくご連絡いたしました。
天候不良の場合は、相手側も事情を理解しやすいことが多いです。ただし、判断が遅くならないよう早めに連絡しましょう。
業務都合でキャンセルするときの表現
社内対応や急な業務が入った場合は、相手に失礼にならないよう「こちらの都合で」という姿勢を明確にしましょう。
- 急な社内対応が発生し、予定しておりました訪問が難しくなってしまいました。
- 業務上の都合により、訪問日程の変更をお願いしたくご連絡いたしました。
- こちらの都合で恐縮ですが、予定していた日時での訪問が難しい状況です。
- 急な業務対応のため、別日程で再調整させていただけますでしょうか。
業務都合の場合は、相手からすると「自分たちの予定より社内都合を優先された」と感じる可能性もあります。お詫びの言葉をしっかり入れましょう。
訪問キャンセルのお詫びメールに入れる基本項目
訪問キャンセルのメールは、文章を長くする必要はありません。
ただし、必要な内容が抜けていると、相手に不親切な印象を与えてしまいます。以下の項目を入れると、失礼になりにくいメールになります。
まず訪問できないことをお詫びする
メールの冒頭では、訪問できなくなったことに対するお詫びを伝えます。
「本日は伺えなくなりました」だけでは事務的な印象になるため、「お時間をいただいていたにもかかわらず」「急なご連絡となり」などを添えると丁寧です。
たとえば、次のような表現が使えます。
- お忙しい中お時間をいただいていたにもかかわらず、誠に申し訳ございません。
- 急なご連絡となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
- こちらの都合でご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
キャンセル理由は短く伝える
理由は、相手が納得できる程度に簡潔に伝えます。
あまりに理由が曖昧すぎると不信感につながることもありますが、細かく書きすぎると読みづらくなります。
「急な事情により」「体調不良のため」「交通機関の遅延により」など、ひとことで伝えられる表現を使うとよいでしょう。
相手の予定を崩したことへの配慮を入れる
訪問キャンセルのメールでは、自分の都合だけでなく、相手の予定を変えさせてしまうことへの配慮を入れることが大切です。
次のような一文を入れると、相手への気遣いが伝わります。
- お忙しい中ご予定を調整いただいていたにもかかわらず、申し訳ございません。
- 貴重なお時間を確保していただいていた中、ご迷惑をおかけいたします。
- ご準備いただいていたところ、このようなご連絡となり恐縮しております。
この一文があるだけで、単なるキャンセル連絡ではなく、相手に配慮したお詫びメールになります。
再調整の希望を伝える
訪問を別日に変更したい場合は、再調整の希望を必ず書きます。
候補日を出せる場合は、自分から複数の日程を提示すると相手が返信しやすくなります。
- 改めて日程を調整させていただけますと幸いです。
- ご都合のよい日時をいくつかお知らせいただけますでしょうか。
- 以下の日程であれば調整可能です。
- 〇〇様のご都合に合わせて調整いたします。
日程がまだわからない場合は、「改めてこちらからご連絡いたします」と伝えてもよいでしょう。
相手に判断を委ねる一文を入れる
こちらの都合でキャンセルする場合は、相手の都合を優先する姿勢を見せることも大切です。
「こちらの候補日はこの日です」と一方的に伝えるだけではなく、「ご都合に合わせます」「難しい場合はお知らせください」と添えると、丁寧な印象になります。
- ご都合が合わない場合は、別日程でも調整いたします。
- 〇〇様のご都合を優先して調整させていただきます。
- ご無理のない範囲で候補日をお知らせいただけますと幸いです。
訪問キャンセルはメールだけで済ませてもよい?

訪問キャンセルをメールだけで伝えてよいかどうかは、キャンセルのタイミングと相手との関係によって変わります。
基本的には、前日までならメールでも問題ないケースが多いですが、当日や直前は電話もした方が安心です。
前日までならメール連絡でもよいケースが多い
訪問日の前日までにキャンセルが決まった場合は、メールで連絡しても問題ないケースが多いです。
ただし、相手がすでに準備を進めている可能性がある場合や、重要な商談・面接・契約前の訪問などであれば、メールに加えて電話を入れるとより丁寧です。
メールで連絡する場合も、相手がすぐに気づけるよう、件名に「訪問日程変更」「〇月〇日の訪問について」などを入れておきましょう。
当日キャンセルは電話を優先した方がよい
当日の訪問キャンセルは、メールだけでは相手がすぐに確認できない可能性があります。
特に、訪問時間が近い場合や相手がすでに会議室を準備している可能性がある場合は、電話で直接伝えるのが望ましいです。
電話では、まず「本日〇時にお約束していた〇〇です」と名乗り、急な連絡になったことをお詫びします。そのうえで、訪問が難しくなった理由と、再調整のお願いを簡潔に伝えましょう。
電話がつながらない場合はメールも送る
電話をしても相手につながらない場合は、留守番電話や折り返しを待つだけでなく、メールも送っておきましょう。
その際は、本文に「先ほどお電話いたしましたが、ご不在のようでしたのでメールにて失礼いたします」と書くと自然です。
先ほどお電話いたしましたが、ご不在のようでしたので、メールにて失礼いたします。
本日〇時にお約束しておりました訪問について、急な事情により伺うことが難しくなってしまいました。
直前のご連絡となり、誠に申し訳ございません。
電話がつながらないからといって、連絡を後回しにするのは避けましょう。メールを送っておけば、連絡した事実も残ります。
電話後に確認メールを送ると丁寧
電話でキャンセルを伝えた後に、確認メールを送るとより丁寧です。
特にビジネスの場面では、電話だけだと日程や内容が残らないため、メールで再度確認しておくと双方にとって安心です。
件名:本日の訪問日程変更について
〇〇様
先ほどはお電話にて失礼いたしました。
本日予定しておりました訪問につきまして、こちらの都合で日程変更をお願いすることとなり、誠に申し訳ございません。
改めて日程を調整させていただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
訪問目的によって対応を変える
同じ訪問キャンセルでも、訪問の目的によって対応の丁寧さは変わります。
| 訪問の種類 |
おすすめの連絡方法 |
注意点 |
| 取引先訪問 |
前日までメール、当日は電話+メール |
相手の準備や予定への配慮を入れる |
| 面接・面談 |
電話またはメール |
再調整希望か辞退かを明確にする |
| 営業訪問 |
メール+必要に応じて電話 |
相手の時間をもらった立場として丁寧に謝る |
| 個人宅訪問 |
電話またはメール |
準備してくれていた可能性に配慮する |
| 社内訪問 |
チャットやメールでも可 |
再調整の候補日を早めに出す |
訪問キャンセル後の日程再調整メールの書き方

訪問をキャンセルした後は、日程再調整の連絡も重要です。
キャンセルの連絡だけして、その後の調整が遅くなると、相手に不安を与えてしまいます。訪問する意思がある場合は、できるだけ早めに再調整の連絡をしましょう。
相手に候補日を確認する場合
相手の予定を優先したい場合は、候補日を出してもらう形にします。
先日は、こちらの都合により訪問日程を変更いただき、誠に申し訳ございませんでした。
改めて日程を調整させていただきたく、ご都合のよい日時をいくつかお知らせいただけますでしょうか。
〇〇様のご都合に合わせて調整いたします。
相手が忙しい場合は、候補日を出してもらうより、自分から候補を提示した方が親切なこともあります。
自分から候補日を提示する場合
自分から候補日を出す場合は、3つほど候補を挙げると相手が選びやすくなります。
改めて訪問日程を調整させていただきたく、以下の候補日をご確認いただけますでしょうか。
・〇月〇日(〇)〇時〜〇時
・〇月〇日(〇)〇時〜〇時
・〇月〇日(〇)〇時〜〇時
上記以外でも調整可能ですので、ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。
候補日を1つだけ出すと、相手に再度調整の手間をかける可能性があります。できれば複数の候補を提示しましょう。
日程を相手に委ねる場合
相手の都合を最優先したい場合は、こちらの都合よりも相手に合わせる表現にします。
このたびは、こちらの都合で日程変更をお願いすることとなり、誠に申し訳ございませんでした。
再訪問の日程につきましては、〇〇様のご都合を優先して調整させていただきたく存じます。
ご無理のない範囲で、ご都合のよい日時をお知らせいただけますでしょうか。
まだ次回の日程が決められない場合
体調不良や家庭の事情などで次回の日程がすぐに決められない場合は、無理に候補日を出さなくても構いません。
次回の日程につきましては、状況が落ち着き次第、改めてこちらからご相談させていただけますと幸いです。
お待たせすることとなり恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
ただし、日程が未定のまま放置すると失礼になるため、いつ頃再度連絡できそうかを伝えられる場合は書いておくと安心です。
訪問キャンセルで印象を悪くしないための注意点
訪問キャンセルは、誰にでも起こり得ることです。
ただし、伝え方によっては「軽く扱われている」「準備していたのに配慮がない」と受け取られてしまう場合があります。ここでは、失礼に見えやすい注意点を紹介します。
言い訳が長くならないようにする
キャンセル理由を詳しく説明しすぎると、かえって言い訳のように見えることがあります。
もちろん必要な事情は伝えるべきですが、メールの中心は理由ではなく、お詫びと今後の対応です。
たとえば、次のような書き方は避けた方がよいでしょう。
昨日から少し体調が悪かったのですが、朝になれば治ると思っていて、でも今朝になっても熱が下がらず、病院に行くかどうか迷っていたところで連絡が遅くなりました。
この場合は、次のように簡潔にできます。
急な体調不良により、本日の訪問が難しい状況となってしまいました。直前のご連絡となり、誠に申し訳ございません。
「すみません」だけで済ませない
親しい相手なら「すみません」でも伝わる場合がありますが、ビジネスメールではやや軽く見えることがあります。
取引先や面接先などに送る場合は、「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」といった表現を使う方が丁寧です。
- すみません → 申し訳ございません
- ごめんなさい → お詫び申し上げます
- 行けなくなりました → 伺うことが難しくなりました
- キャンセルしたいです → 日程変更をお願いできますでしょうか
カジュアルすぎる言葉を使わない
訪問キャンセルのメールでは、普段のやり取りがカジュアルでも、少し丁寧な表現にした方が安心です。
たとえば、以下のような表現は避けた方がよいです。
- 今日行けなくなりました
- 予定が入ってしまいました
- また今度でお願いします
- リスケでお願いします
- 無理になりました
代わりに、次のように言い換えると丁寧です。
- 本日伺うことが難しくなってしまいました
- 急な事情により、日程変更をお願いしたく存じます
- 改めて日程を調整させていただけますと幸いです
- 別日程にて再調整をお願いできますでしょうか
自分の都合だけを書かない
訪問キャンセルのメールでありがちなのが、自分の事情だけを書いて終わってしまうことです。
たとえば、「体調不良なので行けません。別日にしてください」だけでは、相手への配慮が不足している印象になります。
次のように、相手の予定に触れる一文を加えましょう。
お忙しい中お時間を確保していただいていたにもかかわらず、こちらの都合でご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
再調整の意思を曖昧にしない
訪問を別日にしたいのか、訪問自体を取りやめたいのかが曖昧だと、相手が次の対応に困ってしまいます。
再調整したい場合は、「改めて日程を調整させていただきたい」と明確に書きましょう。
訪問自体を辞退する場合は、無理に再調整の話を入れず、「このたびは辞退させていただきたく存じます」と別の文面にした方がよいです。
メールを送る前に確認したいチェックポイント

訪問キャンセルのお詫びメールは、急いで送る場面が多いため、送信前の確認が大切です。
誤字脱字や宛名ミスがあると、ただでさえキャンセルで迷惑をかけている状況で、さらに印象を悪くしてしまう可能性があります。
件名で内容がすぐ伝わるか
件名を見ただけで、訪問日程に関する重要な連絡だとわかるようにしましょう。
「ご連絡」「お願い」だけでは見落とされる可能性があります。
おすすめは、「本日の訪問について」「訪問日程変更のお願い」「〇月〇日の訪問予定について」などです。
宛名や会社名に間違いがないか
お詫びメールで宛名や会社名を間違えると、非常に失礼な印象になります。
特に、過去のメールをコピーして使う場合は注意が必要です。会社名、部署名、担当者名、敬称に間違いがないか必ず確認しましょう。
冒頭でお詫びを伝えているか
訪問キャンセルのメールでは、早い段階でお詫びを伝えます。
理由の説明から長々と始めるよりも、「急なご連絡となり申し訳ございません」と先に謝罪した方が、相手に誠意が伝わりやすいです。
理由を書きすぎていないか
理由が長すぎると、読みづらくなるだけでなく、言い訳のように見えてしまいます。
「急な体調不良により」「交通機関の遅延により」「やむを得ない事情により」など、簡潔な表現になっているか確認しましょう。
再調整の希望を入れているか
別日に訪問したい場合は、再調整の希望を必ず書きます。
相手に候補日を聞くのか、自分から候補日を出すのかも明確にしておくと、やり取りがスムーズです。
誤字脱字がないか
最後に、誤字脱字や文の抜けがないか確認しましょう。
特に、日付や時間の間違いはトラブルにつながりやすいです。「〇月〇日」「〇時」「本日」「明日」などの表現に間違いがないか見直してから送信しましょう。
訪問キャンセルのお詫びメールでよくある疑問
最後に、訪問キャンセルのお詫びメールに関するよくある疑問をまとめます。
訪問キャンセルの理由は正直に書くべき?
基本的には、相手に伝えて問題ない範囲で正直に書くのがおすすめです。
ただし、プライベートな事情を細かく説明する必要はありません。体調不良、家庭の事情、業務都合など、相手が理解できる程度に簡潔に伝えれば十分です。
嘘の理由を書くと、後から話が合わなくなる可能性もあります。詳しく言いたくない場合は、「やむを得ない事情により」と表現するとよいでしょう。
当日キャンセルのメールは何時までに送ればいい?
当日キャンセルは、訪問が難しいとわかった時点ですぐに連絡します。
何時までならよいという決まりはありませんが、訪問時間が近づくほど相手への迷惑は大きくなります。
当日の場合は、メールだけでなく電話もするのが基本です。電話がつながらない場合は、メールで連絡したうえで、必要に応じて再度電話しましょう。
体調不良の場合、詳しい症状まで書く必要はある?
詳しい症状まで書く必要はありません。
「体調不良のため」「発熱があるため」「体調がすぐれないため」など、訪問が難しいことが伝わる程度で問題ありません。
ただし、相手と長時間接触する予定だった場合や、感染症の可能性がある場合は、「念のため訪問を控えさせていただきます」と添えると配慮が伝わります。
訪問キャンセル後に菓子折りは必要?
通常の訪問キャンセルであれば、菓子折りまで用意する必要はないケースが多いです。
ただし、相手が大きな準備をしてくれていた場合、何度もキャンセルしてしまった場合、重要な商談や契約に関わる訪問だった場合などは、次回訪問時に一言お詫びを添えるとよいでしょう。
菓子折りが必要かどうかは、相手との関係性や迷惑の大きさによって判断します。
訪問キャンセルを繰り返してしまった場合はどうする?
訪問キャンセルが何度も続くと、相手からの信頼を失う可能性があります。
やむを得ない事情がある場合でも、次回の日程は確実に訪問できる日時を選ぶことが大切です。
メールでは、「度重なる日程変更となり、誠に申し訳ございません」と、通常よりも深くお詫びを伝えましょう。
度重なる日程変更となり、誠に申し訳ございません。
お忙しい中、何度もご予定を調整いただくこととなり、深くお詫び申し上げます。
次回は確実にお伺いできるよう調整いたしますので、改めて日程をご相談させていただけますと幸いです。
社内の人への訪問キャンセルも同じ書き方でよい?
社内の人への連絡は、取引先ほど堅くする必要はありません。
ただし、相手が時間を空けてくれていたことに変わりはないため、「行けなくなりました」だけで済ませるのは避けましょう。
社内チャットで連絡する場合でも、「急な変更ですみません」「別日で再調整させてください」といった一文を入れると丁寧です。
まとめ:訪問キャンセルのメールは早めの連絡と丁寧な一言が大切
訪問をキャンセルするお詫びメールでは、まず早めに連絡することが大切です。
前日までであればメールでも問題ないケースが多いですが、当日や直前のキャンセルでは、電話とメールを併用した方が丁寧です。
メールには、訪問できなくなったことへのお詫び、簡潔な理由、相手の予定を崩してしまったことへの配慮、再調整の意思を入れましょう。
特に大切なのは、理由を長く書きすぎないことです。体調不良や家庭の事情、交通機関の遅延などは、相手が理解できる程度に簡潔に伝えれば問題ありません。
訪問キャンセルは、伝え方次第で印象が大きく変わります。急な事情で訪問できなくなったときこそ、早めの連絡と丁寧なお詫びを心がけましょう。